ミラクールが国連機関のプロジェクトに採用されました

ミラクールが国連機関のプロジェクトに採用されました                   
開発途上国の居住環境の改善に取り組んでいる国連ハビタット(ナイロビ本部、アジア・オセアニア福岡本部)は、高日射反射率塗料の効果を実証するためにフィリピンでパイロットプロジェクト実施しています。                     
この国連のプロジェクトに選ばれた塗料は「ミラクール」でした。

  •    MIRACOOL Pilot Project in Sorsogon City, Philippines
    By UN- HABITAT

フィリピン ソルソゴン市に於ける国連ハビタットの
ミラクール パイロット プロジェクト 

パイロットプロジェクト引き渡し時のソルソゴン市ディオネダ市長     パイロットプロジェクト引き渡し時のソルソゴン市ディオネダ市長

経緯

国連ハビタットはナイロビに本部を置く国連機関。世界各地で急速な都市化が進行している今日、発展途上国の都市に暮らす人々の居住問題はますます深刻化しており、国連ハビタット(国際連合人間居住計画)は、都市化や居住に関する様々な問題に取り組んでいる。

アジア・太平洋地域を管轄する福岡本部は、開発途上国の居住問題に取り組むとともに、住民全体の「まちづくり」を推進している。国連ハビタット福岡本部にて2010年9月30日に第二回国際環境技術専門家会議が開催された。この会議には日本の様々な先端技術が紹介されたが、遮熱塗料(高日射反射率塗料)としては、株式会社ミラクールが唯一選定され日本の最新技術の説明を行った。参加者はアジアからはアフガニスタン、中国、カンボジア、インドネシア、ネパール、ラオス、パキスタン、スリランカ、ベトナム、フィリピン、また日本からは自治体、大学機関、民間企業。

http://www.fukuoka.unhabitat.org/kcap/activities/egm/2010/index.html

 会議終了後、各国から株式会社ミラクールが取り扱う遮熱塗料ミラクールに対する問い合わせが国連ハビタットに多数寄せられ、パイロットプロジェクトの予算化が決定された。プロジェクトの実施場所は、複数候補の中からフィリピンのソルソゴン市が選ばれた。

フィリピン ソルソゴン市とは

フィリピン ソルソゴン市地図フィリピンは約7,000の島々から構成されているが、ソルソゴン州はフィリピン北部ルソン島の最南端に位置し、ソルソゴン市は州内唯一の市である。人口は約15万人で世帯数は3万戸。

市民の約23%が最貧以下の生活を余儀なくされている。一方、電気代は1kwh当り商工業用で22-23円、住宅用で18-19円と日本の電気代よりも高く、その所得水準から冷房の導入は非常に限られている。一般市民には扇風機が涼を得る唯一の手段だが、電気代を考えると常時の使用は手控えざるを得ない現実がある。
尚、ソルソゴン市は気候変動に関する国際連合枠組条約に積極的に取り組んでいる。

 

パイロットプロジェクトの概要

今回のプロジェクトではミラクールSW200(水系アクリルシリコンエマルション塗料)を10缶送り、下記の施設に塗装した。尚、下地が亜鉛メッキ鋼板であり、プライマーは現地製造の適合品を選定し使用した。 

①    小学校 (Sorsogon Pilot Elementary School)
②    市民センター (Barangay Community Hall)
③    小規模住宅 (Core Shelter Housing) 3ユニット

物件および施工状況

 ①小学校
地域では越境入学する児童がいるほどの優良校とのこと。
小学校 (Sorsogon Pilot Elementary School)校門 小学校 (Sorsogon Pilot Elementary School)プライマー塗装 小学校 (Sorsogon Pilot Elementary School)塗料の希釈
校門                      プライマー塗装              塗料の希釈
小学校にも係わらず、校舎の壁に                                 電動ミキサーはなく、棒で撹拌。
「薬物と戦おう」というスローガンが
書いてあり、日本との違いを思い
知らされる。

小学校 (Sorsogon Pilot Elementary School)SW200塗装 小学校 (Sorsogon Pilot Elementary School)塗装完了
SW200塗装                  塗装完了

②市民センター
日本でいう公民館のような建物が新築中。
市民センター 全景 市民センター 屋根裏 市民センター プライマー塗装
全景                      屋根裏                   プライマー塗装

③小規模住宅
多くの貧困層が沿岸部に違法に居住しているが、彼らを安全な陸上に定住させる為に建設されている市営住宅。
小規模住宅 多数の住居を建設中 小規模住宅 SW200塗装完了 小規模住宅 屋根裏
多数の住居を建設中            SW200塗装完了              屋根裏
正面右側が塗装した屋根

温度測定

①小学校
屋根表面温度を非接触温度計で測定
温度測定 小学校(右 ミラクール塗装屋根32℃、左未塗装屋根50℃)
ミラクールSW200塗装屋根             未塗装屋根

連続記録温度計にて屋根裏面および室温を測定
3日間の温度測定をした状況および結果は下記のとおり。
尚、連続記録温度計は10分間隔で設定しており、ソルソゴン市職員にて55日後にデータを取り込む予定。
ミラクール塗装教室(左)と未塗装教室(右)
ミラクール塗装教室                   未塗装教室
外気温       涼しさを体感して喜ぶ子供たち
外気温                          涼しさを体感して喜ぶ子供たち

小学校 (Sorsogon Pilot Elementary School)温度測定グラフ

 小学校 (Sorsogon Pilot Elementary School)温度測定グラフ2

②市民センター
  
ソルソゴン市職員にてアルコール温度計にて目測測定される予定。

③小規模住宅
ミラクールを塗装した住宅と未塗装の住宅について、屋根裏温度および室温を連続記録温度計にて測定される予定。小学校に設置している3台の連続記録温度計を小学校での測定を完了後に移動する計画。

まとめ

ソルソゴン市のディオレダ市長の強い要望によりミラクールのパイロットプロジェクトが実現したが、結果としてソルソゴン市の望まれたとおりの結果となり、ミラクールの性能を高く評価いただいた。

ミラクールSW200塗装後の屋根に上がった関係者たち 左から、ソルソゴン市技術局長、小学校長、ディオレダ市長、国連ハビタット星野氏
ミラクールSW200塗装後の屋根に上がった関係者たち
左から、ソルソゴン市技術局長、小学校長、ディオレダ市長、国連ハビタット星野氏

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