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塗料の試験について ~その① 付着性試験

皆さんにも、「気の合う人」「生理的にムリな人」がいると思います。

じつは、塗料にも
「下塗り塗料と下地の相性」
「上塗り塗料と下塗り塗料の相性」
というものがあります。

相性が良ければいつまでもくっついているのですが、
馬が合わなければ自然と離れていきます。人間と同じですね。

塗装では、下塗りと上塗りの新しい組み合わせを試すときや、
塗料がくっつくかどうか怪しい素材に塗装をする場合に、
事前に「密着確認」という作業を行います。

これは、塗装前に塗料や下地の相性を確認するための大切な作業で、
実際の塗装工事中に「塗料がペロペロと剥れてしまった!」
なんてことを未然に防ぐことができるのです。

密着試験は、ラボで塗板を作製して行うパターンと、
現場で実際の塗装物に小面積を塗って行うパターンがあるのですが、
今回はラボで行う作業についてご紹介します。

①まずは塗板を作製します。

塗料同士の相性を確認する場合はテストピースに塗装しますが、
下地と塗料の相性を見る場合は実際に塗装する基材を用意し、
そこに塗料を塗りつけます。

塗料を全て塗り終わったら、常温で1週間乾燥させます。

②塗り板に、2mm角の碁盤目状にカッターで切り込みを入れます。※1

 

 

 

 

 

 

 

 

③碁盤目状の切り込みの上にテープを貼り、指で擦って密着させます。

そして、勢いよくテープを剥がします。

 

 

 

 

 

 

 

 

④剥がしたテープに塗膜がくっついていなければ、密着良好と判断し本番の塗装にGOが出せます。

一方、剥がしたテープに塗膜がくっついてきたら、密着していないため塗装不可と判断します。※②

※1
膜厚によって、碁盤目の大きさを2mmと3mmで使い分けます。
通常は2mm角、厚膜の場合は3mm角で行います。

※2
塗膜の剥がれ方(剥がれたマス目の数、カッターの切り込み線に沿って剥がれる等)によって、
密着しているかどうかを判断します。

約1週間で「合う」「合わない」がわかるので、
塗装の相性について少しでも不安な点がございましたら、お気軽にご相談ください。

 

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